明日4/21、約2週間ぶりにJCGアンリミテッドが開催されます。
その間に台頭したデッキである【安息ヤテラントゥビショップ】(デッキの呼び方は人によってまちまちです)について、現時点(2021/4/20)でのデッキの内容について簡単にまとめていきます。
《栄華の加護神・ヤテラントゥ》 コスト7/フォロワー/ビショップ 5/5→7/7 ファンファーレ このバトル中に破壊された自分のアミュレットが1つ以上なら、ランダムな相手のフォロワー1体を消滅させる。破壊されたアミュレットが4、7、10、13になるごとに、消滅させるフォロワーを+1する。 2つ以上なら、さらに、相手のリーダーに3ダメージ。自分のリーダーを3回復。破壊されたアミュレットが5、8、11、14になるごとに、ダメージと回復を+3する。 3つ以上なら、さらに、「このバトル中に破壊された自分のビショップ・フォロワー」と同名のフォロワー1体を出す。破壊されたアミュレットが6、9、12になるごとに、出すフォロワーを+1する。
《安息の領域》 コスト2/アミュレット/ビショップ カウントダウン 2 自分のターン終了時、自分の場に攻撃済みのフォロワーがいないなら、次の自分のターン開始時まで、自分のリーダーへの4以上のダメージは3になる、次の自分のターン開始時まで、自分のビショップ・フォロワーすべては「このフォロワーは攻撃されない」を持つ。
《楽園の双翼・ガルラ》 コスト5/フォロワー/ビショップ 4/4→6/6 ファンファーレ コストX以下でコスト最大のアミュレットをランダムに1枚、自分のデッキから場に出す。それが「チョイスと対象選択を含まないファンファーレ能力」を持つなら1回働かせる。コストX以下でコスト最大のフォロワー(楽園の双翼・ガルラを除く)をランダムに1枚、自分のデッキから場に出す。それが「チョイスと対象選択を含まないファンファーレ能力」を持つなら1回働かせる。Xは「このバトル中に破壊された自分のアミュレットの数」である。
序盤から軽量アミュレットを回していくことでアミュレットの破壊枚数を稼ぎ、7枚の破壊を達成した上で《楽園の双翼・ガルラ》から《栄華の加護神・ヤテラントゥ》と《安息の領域》を山から場に出すデッキです。
デッキの強みとしては以下の点が挙げられます。
【AFネメシス】のメタデッキながら他のデッキとも戦えるということで、今現在アンリミテッドでかなり注目されているデッキです。
ガルラ、安息、ヤテラントゥの基軸の3枚に、デッキを回転させる5種類の1コストドローアミュレット、カウントを進める《神愛の一撃》、アミュレットの破壊枚数シナジーを持ち攻めにも守りにも使える《パニッシュメントスナイパー》、これら10枚のカードがデッキの基礎部分となります。
以下のリストは全てこれらを3積みしていますが、プレーヤーによって所々2枚採用に抑えているカードがあったりします。
(以下、便宜的に型を区分しておりますが各型の差はあいまいでこれらが混ざった形が一般的です。)
《アイギーナ》 コスト3/フォロワー/ビショップ 3/2→5/4 ファンファーレ 自分のリーダーは「受けるダメージを-3する」を持つ。この能力は、このフォロワーが場を離れるとき失われる。
《ミストシャーマン》 コスト2/フォロワー/ビショップ 2/2→4/4 ファンファーレ 自分の他のフォロワー1体は、「相手の能力で選択できない」を持つ。
《安息の領域》+《アイギーナ》は高いダメージカット性能を誇り、以前の環境から【安息アイギーナビショップ】というデッキタイプとして存在してきたコンボです。そのコンボをガルラのリクルートを活かしてデッキに組み込んだ型になります。
長所
短所
《ダーティプリースト》 コスト5/フォロワー/ビショップ 結晶1;カウントダウン2 ラストワード ランダムな相手のフォロワー1体を消滅させる。 --------- 自分の場にアミュレットが出るたび、ランダムな相手のフォロワー1体を消滅させる。 進化時 「結晶を持つフォロワー」か「カウントダウンを持つアミュレット」をランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。
《浄化の鉄槌》 コスト4/スペル/ビショップ 自分がアミュレットをプレイするたび、自分の手札のこのコストを-1する。 --------- 相手のフォロワー1体を消滅させる。
除去性能に長けたアミュレットとスペルを搭載した型です。
長所
短所
《ムニャール登場》 コスト1/アミュレット/ビショップ/自然 カウントダウン 2 ファンファーレ 自分の場にナテラの大樹があるなら、このアミュレットのカウントダウンを1進める。 ラストワード 森の参謀・ムニャール1体を出す。
《森の参謀・ムニャール》(トークンカード) コスト3/フォロワー/ビショップ/自然 1/3→3/5 疾走 攻撃時 相手のリーダーに1ダメージ。 《詠唱:白翼への祈り》 コスト1/アミュレット/ビショップ カウントダウン 2 ラストワード ホーリーファルコン1体を出す。
《詠唱:白翼への祈り》 コスト1/アミュレット/ビショップ カウントダウン 2 ラストワード ホーリーファルコン1体を出す。
《ホーリーファルコン》(トークンカード) コスト3/フォロワー/ビショップ 2/1→4/3 疾走
カウントダウンの短い1コストアミュレットを採用し、早いターンでのガルラ→安息ヤテラントゥを目指す型です。
長所
短所
ヤテラントゥは極めてややこしいテキストをしており、アミュレットの破壊枚数が0枚~14枚までの全ての数でそれぞれ異なる効果が発動します。当然これをそらで把握してプレイすることは難しいため、基本的にはカードをタッチして表示される消滅/バーン&回復/復活の数を見ながら考えることになります。ただ以下の2つの数字は意識しておく必要があります。
《安息の領域》と《アイギーナ》両方のリーダー付与効果を持つとき、《アイギーナ》の「ダメージを-3する」効果の後に《安息の領域》の「4以上のダメージを3にする」効果が適用されます。従ってダメージは下の表のようになります。
元のダメージ | 実際に受けるダメージ |
1 | 0 |
2 | 0 |
3 | 0 |
4 | 1 |
5 | 2 |
6 | 3 |
7以上 | 3 |
【スカルフェインビショップ】の教会寄せ/【ロキサスリノエルフ】のリザ不採用など、最近のアンリミテッドは新登場した強デッキの構築が固まるのに1ヵ月ほどかかります。これからどういう風にデッキが洗練されていくか楽しみです。