2022年2月22日昼、Twitterの公式アカウント上にて、期間限定新フォーマット、「クロスオーバー」の実装が発表された。
待望のクラスの垣根を超えた構築フォーマットであり、期待が高まる。
tweet
告知のツイートにおいてランクマッチが行われることも明らかにされた。
考えらえる仕様としては、
・ローテ/アンリミとは完全に独立した形で実装。
・ローテ/アンリミの高い方のランクに合わせて初期ランク(最高はマスター)を決定し、仕様はローテアンリミ準拠。
あたりだろうか。
「GrandMaster クロスオーバー」や「覇者 クロスオーバー 67th season」のような称号、1000位報酬のパック/プレミアムオーブなどを手に入れることができるのかも気になる所。
もし1000位報酬がある場合、全員一律0MPスタートでもボーダー20000は超えてくるように思う。(シーズン一ヵ月目のローテ1000位ボーダーがだいたい20,000辺り)
ローテ/アンリミの人口が減り、それらの1000位報酬ボーダーがいつもより下がるということもあるかもしれない。
余りにも気が早いが、競技シーンの存在も気になる。クラス被りなし(4クラス使用)のBo3モードがあれば、JCGや突発Ratingsが開かれる可能性がある。草の根大会も活発に行われるだろう。
また、もし4クラス2デッキのBo3競技シーンが成立した場合、Bo1とBo3で全く別のメタゲームが展開されるかもしれないという期待もある。
例えばBo1での最強デッキがロイヤル/ネクロを組合わせたデッキだとしても、Bo3ではデッキの相性を考慮したときにロイヤル/ドラゴン、ネクロ/ヴァンプというロイヤルとネクロをそれぞれ別のクラスと組み合わせたコンビの方が流行る、ということもありえる。ローテーションでは競技シーンで活躍しているデッキはそのままBo1でも強いことが殆どだが、クロスオーバーの場合はそれが通用しないかもしれない。
カードプールの選択の段階で28通りも組み合わせがあるフォーマットになるわけであり、デッキの多様性やBo3の戦略性にはかなりワクワクしている。
《万緑の回帰・ラティカ》 コスト4/フォロワー/エルフ/自然 3/3→5/5 自分がカードをプレイしたとき、それがこのターン中に4枚目なら、自分のPPを3回復。 8枚目なら、進化する。 12枚目なら、+3/+3して、疾走を持つ。 ファンファーレ ラティカの抱擁1枚を手札に加える。
やはりなんと言ってもこのカードだろう。0コストトークンの生成が制限されているエルフのクラスカードのみで組んだデッキですらキルターンの早いコンボデッキとして成立しているのだから、ネメシスの人形関連と組み合わせた際の爆発力は計り知れない。
ネメシスが0コストスペルを多く持つクラスであるという点も噛み合っており、特に《改良実験》はかなり相性が良いカード。
《シードショット》や《妖精の賢者》などエルフ単体では少し使いづらさがあったカードも、豊富な0コストカードを持つネメシスと組み合わせれば十分に活躍が見込める。
《竜の託宣》 コスト2/スペル/ドラゴン PPの最大値を+1する。 このカードをプレイするとき既に覚醒状態なら、カードを1枚引く。
《イグニスドラゴン》 コスト7/フォロワー/ドラゴン 3/5→5/7 アクセラレート 3;自分のPPの最大値を+1する。 --------- 攻撃時 相手のフォロワーすべてに5ダメージ。ターン終了時まで+5/+0する。 ファンファーレ (これを含めず)自分の手札が3枚以下なら、進化する。カードを2枚引く。
こちらも間違いなく強力なカード。ドラゴン以外のクラスはランプの存在を抜きにコストが設定されているため、このカード入れ着地ターンが早まるだけで桁違いに強くなるカードやデッキが多いだろう。
《竜の託宣》が丁度一年前に開催された第一回ストラテジーピックで大暴れしたのは記憶に新しい。
《極致の創造主・ベルフォメット》や《想像の具現化》などの高コストパワーカード、《銃士の誓い》や《テラーバンケット・ギンセツ》など強力なエンハンスを持つカード等、ランプして使いたいカードは山ほどある。
《ブラッディデーモン》 コスト7/フォロワー/ヴァンパイア 4/5→6/7 直接召喚 自分のターン開始時、「このバトル中、自分のフォロワーが進化した回数」が6回以上なら、これを1枚、自分のデッキから場に出す。 --------- 疾走 ドレイン 攻撃時 相手のフォロワーすべてに2ダメージ。復讐状態なら、2ダメージでなく8ダメージ。
進化関連カードも掛け算で強くなるだろう。低コストで進化回数を稼ぐカードと、進化回数を稼いだ後のフィニッシャーがそれぞれ2倍使えるようになるのだ。
ローテーションではあまり目立つことのなかった進化軸フィニッシャーが、他のクラスの進化サポートの力を借りて日の目をみることもあるかもしれない。
真の機械/自然デッキを組む、カゲミツをリアニしまくる、モノにギルド会議をかけるetc..
他にもさまざまな、本当に多様な構築が考えられるだろう。実装が楽しみだ。