新弾がリリースされ早3日。
《デモンズグリード・パラセリゼ》の登場により成立したアグロヴァンプ系統の新デッキ、【ハンドレスヴァンプ】に注目が集まっている。
《デモンズグリード・パラセリゼ》 コスト4/フォロワー/ヴァンパイア/宴楽 3/3→5/5 これが能力によって手札から捨てられたなら、デモンズグリード・パラセリゼ2枚をデッキに加える。 --------- 直接召喚 自分のターン開始時、自分の手札が0枚以下なら、これを1枚、自分のデッキから場に出す。 --------- 場に出たとき、相手のリーダーに2ダメージ。自分のリーダーを2回復。カードを1枚引く。 進化時 ランダムな自分の手札3枚を捨てる。相手のフォロワー1体に5ダメージ。
ターン開始時、手札が0枚ならば直接召喚されるフォロワー。
それ程重くない直接召喚条件ながら、3/3のスタッツに2点バーン2点回復1ドローを持ち、このカードを軸に高速でアグロを仕掛けるデッキが【ハンドレスヴァンプ】となる。
ディスカードされた際にデッキに加わる能力によりデッキ内に常に複数枚のパラセリゼを用意でき、継続的な直接召喚が狙いやすい点も強みの1つ。
従来のアグロデッキは早いターンから激しく手札を消費し攻めるため、中盤以降トップで解決する/一度攻めを緩めドローのターンを取るといった動きが必要だったが、その点をこのデッキは毎ターンノーコストで2点バーン+1ドローを行うパラセリゼによりある程度解決している。
同時に登場したサポートカードも優秀。
《ルームサービスデビル》 コスト6/フォロワー/ヴァンパイア/宴楽 5/5→7/7 アクセラレート1;自分の手札1枚を捨てる。相手のフォロワー1体に4ダメージ。相手のリーダーに2ダメージ。(自分の手札と相手の場を選択できるなら、プレイできる) --------- ファンファーレ 相手のフォロワー1体に5ダメージ。(これを含めず)自分の手札が2枚以下なら、相手のリーダーに5ダメージ。自分のリーダーを5回復。
《ドアマンバット》 コスト1/フォロワー/ヴァンパイア/宴楽 1/2→3/4 ファンファーレ (これを含めず)自分の手札が2枚以下なら、+1/+1する。0枚なら、+1/+1ではなく+2/+2する。疾走を持つ。
《ルームサービスデビル》は手札を減らせるカードでありながらアグロデッキの苦手な盤面処理を行うスペル。
《ドアマンバット》は基本1/2/3、条件付きで1/3/4疾走と破格の1コストフォロワー。
これらのカードにより戦っていく。
デッキコンセプトとしてなるべく早いターンでパラセリゼを直接召喚したい。
そのため、いかに手札を減らすかが重要になってくる。
毎ターン、PPの全てを1コストのカードに充てた場合の手札の枚数の推移は以下のようになる。
経過ターン | 手札の枚数 | 総PP(=使用できる1Cカード枚数) |
1ターン目 | 4 (3+1) | 1 |
2ターン目 | 5 (3+2) | 3 (1+2) |
3ターン目 | 6 (3+3) | 6 (1+2+3) |
経過ターン | 手札の枚数 | 総PP(=使用できる1Cカード枚数) |
1ターン目 | 5 (3+2) | 1 |
2ターン目 | 6 (3+3) | 3 (1+2) |
3ターン目 | 7 (3+4) | 6 (1+2+3) |
4ターン目 | 8 (3+5) | 10 (1+2+3+4) |
愚直に1コストカードを使っていった場合、先攻時は3ターン目に手札が0=4ターン目に直接召喚、後攻時は4ターン目に手札が0=5ターン目に直接召喚ということになる。
当然ながら5ターン目の直接召喚では遅すぎるため、出来ることなら3ターン目の直接召喚を狙いたい。
そこで1PP1枚の効率を超えて手札を減らせるカードを使用する必要がある。
これらのカードを複数枚使用することで、早いターンのパラセリゼ直接召喚を実現する。
などだろう。現時点では一長一短で優劣がつけ難いため、好きなカードを採用したい。
ヴァンパイアのハンドレス軸は今弾で本格的にサポートが開始された軸であり、アディショナルや来弾でもサポートカードが登場することが期待できる。
構築の洗練も含め、今後が楽しみなデッキだ。