先日開催されたJCGアンリミテッド 2024/01/21において、新カードを活かしたデッキやナーフ解除を受けた懐かしいデッキが沢山見られたので紹介したい。
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使用プレイヤー名:アルテマ
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使用プレイヤー名:んちゅ…
《ペンデュラムアルミラージ》 コスト5/フォロワー/ビショップ 突進 ファンファーレ 自分の手札のフォロワー1枚を場に出す。それは「自分のターン終了時、手札に戻る」を持つ。
《輝く熾天使・ラピス》 コスト8/フォロワー/ビショップ 7/6→9/8 このフォロワーが場を離れるとき、封じられし熾天使1つを出す。(変身した場合を除く)
《廃滅のスカルフェイン》 コスト7/フォロワー/ビショップ 4/4→6/6 自分のターン終了時、自分がこのバトル中にアクセラレート した廃滅のスカルフェインが4枚以上なら、自分の手札のこのコストを-4する。 ---------- アクセラレート 1; 自分のアミュレット1つのカウントダウン を1進める。これによってカウントダウン が0以下になったなら、廃滅のスカルフェイン1枚を手札に加える。 ---------- ファンファーレ 自分のアミュレットすべてを破壊する。相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに4ダメージ。自分のリーダーを4回復。
従来のセラフデッキは《楽園の双翼・ガルラ》を利用して《輝く熾天使・ラピス》を出す型が一般的だったが、このデッキは新カードの《ペンデュラムアルミラージ》を採用している。
ラピスの《封じられし熾天使》を出す効果は場を離れた時に働くため、《ペンデュラムアルミラージ》の効果で手札に戻るときにも《封じられし熾天使》が展開される。
そのため「5ターン目に《ペンデュラムアルミラージ》+《輝く熾天使・ラピス》」「6ターン目に《封じられし熾天使》に《廃滅のスカルフェイン》を打って特殊勝利」という流れを狙うことができる。
ガルラ型の最速5キルという長所を失った替わりに、アミュレット破壊数を稼ぐ準備の手間が無くなり、《安息の領域》《悠久の絶望》といった強力な守備的アミュレットを使用することが可能となっている。
JCGにおいては、《干絶の飢餓・ギルネリーゼ》や《グランスエンジェル》、《絶望の安息・マーウィン》といったフォロワーの受け札を入れた型と、フォロワーの採用を絞り《希望の断片・キリエ》でコンボパーツをサーチしてくる型が見られた。
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使用プレイヤー名:恋氷
《栄華の加護神・ヤテラントゥ》 コスト7/フォロワー/ビショップ 5/5→7/7 ファンファーレ このバトル中に破壊された自分のアミュレットが1つ以上なら、ランダムな相手のフォロワー1体を消滅させる。破壊されたアミュレットが4、7、10、13になるごとに、消滅させるフォロワーを+1する。 2つ以上なら、さらに、相手のリーダーに3ダメージ。自分のリーダーを3回復。破壊されたアミュレットが5、8、11、14になるごとに、ダメージと回復を+3する。 3つ以上なら、さらに、「このバトル中に破壊された自分のビショップ・フォロワー」と同名のフォロワー1体を出す。破壊されたアミュレットが6、9、12になるごとに、出すフォロワーを+1する。
《パニッシュメントスナイパー》 コスト2/フォロワー/ビショップ 2/2→4/4 守護 ファンファーレ 相手のフォロワー1体にXダメージ。相手のリーダーにXダメージ。Xは「このバトル中に破壊された自分のアミュレットの数の半分(端数切り上げ)」である。 進化時 体力3以下の相手のフォロワー1体を消滅させる。
昨年末のナーフ解除で帰ってきた《栄華の加護神・ヤテラントゥ》と《黄金都市》。
これらを活かした【ヤテラントゥビショップ】を使用したプレイヤーも複数名見られた。
無限に使用でき2点除去にもなる《雷導の神鳥》、1コストドローの《教皇の祭器》《有翼の光輝・ガルラ》とデッキと相性の良い1コストアミュレットが大量に増えており、安定して5ターン目の9点バーン9回復を狙えるようになっている。(アミュレット破壊数が8)
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使用プレイヤー名:ポンペイ
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使用プレイヤー名・キャルキャルキャル
《デステニーセイント・イオ》 コスト5/フォロワー/ネメシス 1/1→3/3 必殺 守護 自分のターン終了時、これの攻撃力が5以上なら、カードを3枚引く。ランダムな相手のフォロワー2体を破壊する。自分のEPを1回復。 ファンファーレ 自分の他のフォロワーすべてを破壊する。+X/+Xする。自分のPPをX回復。Xは「これで破壊したフォロワーの数」である。
《アブソリュート・チェイスト》 コスト10/フォロワー/ネメシス 5/5→7/7 自分のフォロワーが破壊されるたび、自分の手札のこのコストを-1する。 ---------- 守護 ファンファーレ 相手のフォロワー1体を消滅させる。 進化時 カードを自分の手札が7枚になるまで引く。
新弾で登場した《デステニーセイント・イオ》は、自分の場のフォロワーを全て破壊し、破壊した数だけボーナスを得る効果を持つ。まさに人形軸のデッキで使ってくれと言わんばかりの高相性な性能だ。
また昨年末にナーフ解除が行われた《アブソリュート・チェイスト》も自分のフォロワーが破壊される度にコストが下がる人形軸と高相性のカードであり、これらを用いた人形デッキが2つ見られた。
一つは【カラミティネメシス】。《カラミティ・モード》をデッキの柱とし、そこと相性の良いカードを採用しつつ処理の補助として人形カードを活用している。《ミリオンガンズ・アンタニタ》のコピー生成能力を活かした《永久の盾・シオン》連打プランも勝ち筋の一つ。
また純正の【人形ネメシス】も見られた。人形による処理を主体としつつ、《歯車の廻し手・リヒト》による回復を兼ね備える。勝ち手段としては破壊フォロワー数や連携数を稼いだ上での各種バフカード+《ライルの人形》が搭載されている。
アンリミテッドにおいて人形軸のネメシスは苦戦が続いていたが、イオとチェイストの影響により構築の可能性が広がっている。
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使用プレイヤー名:紫紺の絶傑・halgion
《忌まわしき再誕》 コスト1/スペル/ネクロマンサー 自分のフォロワー1体を破壊する。 「このバトル中、破壊されたときラストワード を持っていた、コスト2以下の自分のフォロワー」と同名のフォロワー1体を出す。それは+3/+0されて、突進 を持つ。 その後、「このバトル中、破壊されたときラストワード を持っていた自分のカード」が5枚以上なら、さらに、カードを2枚引く。10枚以上なら、1体ではなく2体を出す。
《イビルエクスポーザー》 コスト3/フォロワー/ネクロマンサー 1/1→3/3 ファンファーレ 「元のコスト2以下のニュートラル・フォロワー」をランダムに1枚、自分のデッキから場に出す。 ラストワード 自分のリーダーを1回復。 進化時 「元のコスト2以下のニュートラル・フォロワー」をランダムに1枚、自分のデッキから場に出す。自分のPPを1回復。
昨年末のナーフ解除で帰ってきた《忌まわしき再誕》。1コストになり再びニュートラルフォロワーも呼び出せるように。これを活かした【ラスワネクロ】も姿を見せる。
新カードとしてニュートラル限定の《死門を繋ぐ者》である《イビルエクスポーザー》、2/2/1突進ラストワード持ちのニュートラルフォロワー《戦炎の天使》が採用されており、これまでより気持ち盤面干渉能力が向上。
《深淵の大佐》《スピリットイーター》のパッケージも搭載されており、《骸の王》だけでなく《勅令の咎人・イステンデッド》でも展開することができる。
余談だがこの構築を見て、リーサージェントカードとして登場した《闇の童話・ダークアリス》がもしアンリミでも使えたらならどのような構築が生まれたのだろうかと残念な気持ちを抱いた。《転生の独林檎》や《怨讐の絶叫》を採用し、ダークアリスに強く寄せたデッキが見られたかもしれない。今後の仕様変更に期待したい。
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使用プレイヤー名:キャルキャルキャル
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使用プレイヤー名:反転するツバサ
《双砲の神罰・アンヴェルト》 コスト7/フォロワー/ビショップ 5/6→7/8 結晶 1; カウントダウン 10 自分のターン終了時、このカウントダウン を「自分の場の守護 を持つフォロワーの数」と同じだけ進める。 ラストワード 双砲の神罰・アンヴェルト1体を出す。 ---------- 守護 場に出たとき、相手のフォロワーすべてに4ダメージ。相手のリーダーに2ダメージ。
《ブライトパラディン・ウィルバート》 コスト2/フォロワー/ビショップ 2/2→4/4 守護 ファンファーレ 「このバトル中、破壊されたとき守護 を持っていた自分のフォロワー」が5体以上なら、+1/+3する。聖騎兵1体を出す。相手のフォロワー1体を破壊する。10体以上なら、さらに、このバトル中、自分のリーダーは「自分のターン終了時、相手のリーダーに「自分の場の守護 を持つフォロワーの数」と同じダメージ」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。
《ジェムストーン・ウィンギー》や《アズライトメイデン》と定期的に1コストの守護フォロワーが追加されており、また昨年3月に《ホーリーエンチャンター》がナーフ解除されている【守護ビショップ】。
各時代のローテーションの【守護ビショップ】で活躍してきた切り札が終結している。
多面守護の裏に《闇穿つ煌めき・サリッサ》や《神聖なる先導者》を隠して成長させていく純正型、ゲームのゴールとして《ルビーファルコン》+《星界の艇人・ノア》のワンショットを搭載した型が見られた。
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使用プレイヤー名:泉志帆
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使用プレイヤー名:黒崎黒酢
《勇気の少年・カシム》 コスト2/フォロワー/ネメシス 2/2→4/4 自分のリーダーが共鳴 でない状態から共鳴 状態になるたび、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに1ダメージ。 ファンファーレ 自分の手札1枚を消滅させる。それと同名のカード1枚をデッキに加える。このターン終了時、カードを1枚引く。 進化時 自分の場に解放の少女・ローザがいないなら、1体を出す。
《エターナル・ドグマ》(トークンカード) コスト3/アミュレット/ネメシス カウントダウン 2 自分のターン終了時、自分のリーダーを2回復。カードを1枚引く。
昨年末に《勇気の少年・カシム》《解放の少女・ローザ》の制限解除、及び《エターナルドグマ》のナーフ解除が行われ大きく強化された【共鳴ネメシス】。
攻防一体のカシムローザを軸にゲームを進め、《次元の超克者・ユアン》や《マグナゼロ》により勝利を目指す。
守備的なカードを排して、打点カードをデッキに加える《ゲートリベレーター・ラズリ》を採用した型も見られた。《宿願の二刀》や《インテレクトサプライヤー》によっても序盤の面処理が狙えるようになっている。
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使用プレイヤー名:むむか
《ブラッド・コア》 コスト3/アミュレット/ヴァンパイア/機械 自分のターン中、自分のフォロワーが進化したとき、自分のリーダーを10回復して、このアミュレットは消滅する。 ファンファーレ エンハンス 7; 自分のEPを1回復。
《逢魔の校長・ヴォルガス》 コスト2/フォロワー/ヴァンパイア/学園 2/2→4/4 ファンファーレ 復讐 状態なら、自分の他のフォロワー1体は疾走 を持つ。 進化時 自分のリーダーの体力の最大値を10にする(現在値は10以下ならそのまま)。このバトル中、自分のリーダーは「これが受ける4以上のダメージは3になる」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。
《アフェクションドミニオン》(トークンカード) コスト6/フォロワー/ニュートラル 5/5→7/7 ファンファーレ 自分のリーダーの体力の最大値を+5する。自分のリーダーを5回復。相手のフォロワーすべてを-5/-5する。
昔ながらの【コントロールヴァンプ】。
デッキを象徴するコンボであった往年の「《堕落の漆黒・アザゼル》+《招来の大天使》」というダメージカットをリーダー付与した後に体力の最大値を増やすコンボを、「《逢魔の校長・ヴォルガス》+《アフェクションドミニオン》」という形でも行うことができようになっている。
《黒死の仮面》や《神弓の座天使・リリエル》といった一度相手の打点を抑えるカードも採用されており、大ダメージコンボデッキに対して様々な角度から対策が施されている。