RGWアンリミ(2) JCG前後の調整予想  

2022年7月23日、及び27日に約9ヵ月ぶりとなるJCGアンリミテッドが開催することが発表された。

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JCG Shadowverse Open 7月大会スケジュール:リンク

前回JCGアンリミテッドが開催されたDOC環境、ぞの前のRSC環境では共にJCG開催の前後にアンリミ関連の調整が行われているため、今回も何らかの能力変更や制限指定が行われる可能性が高い。




調整の傾向  

ローテーション範囲のカードの扱い  

シャドウバースの環境調整の基本的なルールとして、ローテーションの優先度が最も高いという点が挙げられる。

ローテの調整の結果、2Pickやアンリミに大きな影響が出ることがあっても、2Pickやアンリミの調整のためにローテに影響が及ぶことはあってはならないということだ。

そのためサブフォーマットの調整には基本的に禁止・制限指定が用いられる。当初は能力変更によって環境調整を行っていた2Pickも、ローテに影響を出さないため出禁指定により調整を行うようになった。

上記の理由により、《メカニカルドッグ》や《勇気の少年・カシム》が能力変更により調整される可能性は極めて低いと言える。

《アーティファクトスキャン》や《夜天の吸血鬼》など、アンリミもある程度視野に調整されたのではないかという意見のあるカードも存在するが、両者ともにローテ(のランクマッチ)においても相応の活躍を見せていたカードであり、カシムやメカニカルドッグの現在のローテでの立ち位置を考えるとやはりナーフされるとは考えづらいだろう。

ナーフよりは制限  

ではローテ落ちしたカードならば能力変更が行われるのかというと、その可能性もそれほど高くはない。

理由の一つとして、「トークンとして再録される可能性」がある。

例えば《眷属への贈り物》は【狂乱ヴァンプ】や【ハンドレスヴァンプ】のキーカードとしてアンリミヴァンプを支えるカードであり、ナーフ議論の俎上にも上がりやすいカードであるが、極天竜鳴において、《紅き血の女王・ヴァンピィ》のトークンカードとしてローテーション環境に復活した。同様の例は数多くあり、《オリハルコンゴーレム》や《闇喰らいの蝙蝠》といったレジェンドカードもトークンとして再登場することがある。

例えローテ落ちしているカードでも、こうした形でローテに再登場する際のことを考え、アンリミの調整を行う際も能力変更はできるだけ避けるものと思われる。《加速装置》がナーフではなく制限指定であったのも、後のトークンカードとしての登場を見越しての可能性が高いだろう。

また理由としては弱いが、オールスター2PickやStrategy Pickなどイベントフォーマットの影響を避ける意図もあるかもしれない。

各カードについて  

下方修正を受けるとしたら【AFネメシス】だろう。以下主要候補について。

《メカニカルドッグ》  

ナーフ/制限ともに可能性低

上述の通り、ローテ範囲のカードがアンリミだけを理由にナーフされることは基本的にはないだろう。

では制限はどうなのかというとこれも可能性は高くない。《スピネのアーティファクト》や《セレスティアルアーティファクト》によるサーチ、《生命の量産》や《アーティファクトスキャン》による水増しなど、他のカードに比べ1枚か3枚かの違いが比較的小さい。

また、例えこのカードに規制を掛けたとしても焼石に水ということもある。メカニカルドッグはあくまでめちゃくちゃ強いAFフォロワーにすぎず、今後もどんどん強力なAFフォロワーは増えていくことだろう。

《勇気の少年・カシム》  

ナーフ可能性:低/制限可能性:低

カシムはメカニカルドッグと異なり、ローテのカードながらナーフの可能性もなくはないと思われる。回数制限のない将来的にローテでも強くなりすぎて

制限される場合は

《機構の解放》  

ナーフ可能性:中/制限可能性:高

本命カード。 

《生命の量産》  

ナーフ可能性:中/制限可能性:中

《カイザーインサイト》  

ナーフ可能性:低/制限可能性:低

AF以外のデッキの調整  

ナーフ解除  

《忌まわしき再誕》  

解除可能性:高


《パニッシュメントスナイパー》/《栄華の加護神・ヤテラントゥ》/《スカルフェイン》  

解除可能性:高

比較的最近ナーフされたアミュレット系ビショップのキーカード群。

《アーティファクトスキャン》  

解除可能性:低

《機構の解放》に何らかの調整が入った場合、代わりにこのカードが帰ってくることはありえる。


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