#author("2021-11-26T21:18:54+09:00","default:kazu","kazu")
#author("2021-11-26T21:31:40+09:00","default:kazu","kazu")
*DOCアンリミ(3) 秘術ウィッチ [#t6d34496]
《加速装置》が制限指定され、大きく環境が動いたアンリミテッド。災禍を超えしもののアディショナルカードで《スペリオルコントラクター》が登場したことより、''【秘術ウィッチ】''に大きく注目が集まっている。~
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&ref(DOCアンリミ(3) 秘術ウィッチ/hhw2.jpg,40%);~
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#contents
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**デッキの強み [#k30b1342]
デッキの強みとして挙げられるのは以下の2点。~
-''1コスト5点の打点である《スペリオルコントラクター》の存在''~
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-''豊富な除去とダメージカットの存在による受け性能''~
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***《スペリオルコントラクター》 [#z1daacde]
 《スペリオルコントラクター》
 コスト1/フォロワー/ウィッチ
 1/1→3/3
 疾走
 ファンファーレ このバトル中に消費した自分のスタックが7以上なら、聖なる王の獅子1体を出す。
 ラストワード 大地の魔片1つを出す。

 《聖なる王の獅子》
 コスト6/フォロワー/ビショップ
 4/4→6/6
 疾走
消費したスタック数が7以上で1コスト5点(進化7点)疾走となる''《スペリオルコントラクター》''はデッキを大きく押し上げたカードであり、【秘術ウィッチ】を使用する理由となる。~
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''2枚素引きなら2PP12点(進化込み)、《虹の輝き》/《マナリアの偉大なる研究》による複製込みでも4PP12点となり、これがデッキのリーサルラインの目安の1つ。''~
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《オリハルコンゴーレム》、《星見の望遠鏡》、《禁約の黒魔術師》、《エクステンドマジック》と序盤から低コストでスタック消費を進めるカードが多く、5ターン目にはかなりの確率でスタック消費数7を達成できる。上振れれば4ターン目から走り始めることも。ライフと盤面への大きな圧力となる。~
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スタック消費7達成前の1/1/1疾走にラストワードで大地の魔片を出す性能も、最低限1コス1点除去/1コス土の印となり序盤から使用が可能。受けに回り《エクステンドマジック》や《ストーンバレット》の条件を達成する必要があるときは温存せずに土の印として出したい。~
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***《エクステンドマジック》と《ストーンバレット》 [#r7f2aa2d]
 《エクステンドマジック》
 コスト1/スペル/ウィッチ
 相手のフォロワー1体に1ダメージ。
 土の秘術 2;1ダメージではなく4ダメージ。カードを2枚引く。

 《ストーンバレット》
 コスト1/スペル/ウィッチ
 相手のフォロワー1体に2ダメージ。大地の魔片1つを出す。
 プレイするとき既に自分の場のスタックが3以上なら、2ダメージではなく5ダメージ。

 《クレイソーサラー》
 コスト2/フォロワー/ウィッチ
 2/2→4/4
 守護
 ファンファーレ 大地の魔片1つを出す。
 
 進化時 エクステンドマジック1枚を手札に加える。

どちらも条件付きながら1コスト4点/5点に追加効果付きという、デッキを選択する理由となる強力な除去スペル。~
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テンポの良いこれらの除去の存在から【狂乱ヴァンプ】の3ターン目《フラウロス》+《煉獄のダークナイト》に一定の耐性を持つことがデッキの強みの一つとなる。~
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特に《エクステンドマジック》は、2ドロー2スタック消費の効果も重要で、体力1のフォロワーに対しても積極的に打ちに行くことがある。~
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**採用カードについて [#ef4c34ed]
***キーカード [#j701ae21]
-''《スペリオルコントラクター》''~
-''《エクステンドマジック》''/''《クレイソーサラー》''~
-''《ストーンバレット》''~
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上述につき省略。~
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***スタックを消費するカード [#v70ac5f8]
-''《オリハルコンゴーレム》''~
1コストでスタックを全消費し、打点かクレイゴーレムに変換するカード。1コストで土の印を大打点に変換しうるため、かなりの劣勢でも「Xが全て2点バーンなら勝ち」といった無限の可能性を残せる。一気にスタック消費数を稼ぐため、早期《スペリオルコントラクター》+《聖なる王の獅子》の上振れムーブにも貢献。~
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ただ裏返しの弱点としてランダムの振れ次第で盤面がクレイゴーレムで埋まってしまう点が存在する。序盤は2/2展開が嬉しいことが多いが、中盤以降はリーサルを《スペルコントラクター》で狙う関係上、この出目のせいでリーサルを逃してしまう可能性には注意が必要。またアクセラレートを外す必要もある。~
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-''《滅拳の魔女・マギサ》''~
スタックを消費して疾走を持つカード。スタック4消費で3コスト6/5疾走+αであり、序盤に叩きつけられると大きなプレッシャー。序盤の横並びが有効な対面においては3/2、2/2の展開だけでもある程度仕事を果たす他、(オリハルコンと異なり)確実に3コスト6点(または3点)と効果が決まっている点も状況によっては重宝する。~
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ただ勿論3コストゆえの扱い辛さ(特に後手)、オリハルコンと比べたときの最大値の低さなど弱点も多い。《禁約の黒魔術師》や《魔女の大釜》のドロー効果を捨ててまで土の秘術4で出すべきかどうかはよく検討したい。~
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***土の印を供給するカード [#k948926d]
-''《グラウンドサークル》''/''《魔女の大釜》''/''《禁書庫の番人》''~
0コスト土の印/ドロー付き1コスト土の印と基本的に採用したいカード。《魔女の大釜》はスタックに吸われると消滅してしまうため、無駄にしないよう注意が必要。~
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-''《炸裂の魔女》''~
土の印を供給しつつ相手のライフを削るカード。土の印の供給という点だけをみると3コストで1つとパフォーマンスが悪いが、場に出ただけで2点バーン、残れば更に+5点とライフを削る性能は高い。~
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-''《くず鉄の錬成》''~
0/2守護を生成する土の印。回復の乏しいこのデッキにおいて1回でもダメージを防げる点は強力だが、盤面の管理が難しいのが難点。~
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-''《実験開始》''~
土の印を生成するスペル。基本的には採用レベルのカードではないが、《でたらめな接合》採用型の場合はカードタイプのバランス調整として候補となる。~
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***両方の役割を果たすカード [#tcf27eab]
-''《禁約の黒魔術師》''~
様々な役割を果たすユーティリティカード。メインと役割としてはドロー&スタック消費アミュレット。他の土の印アミュレットの設置を工夫して2ドロー&2スタック消費を目指したいが、1ドロー&1スタック消費でも十分な働き。~
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ダメージカットとしての役割は言わずもがな、本体効果も生きることがある。回復量の多いデッキとの対面やお互いに動きが冴えず長引いたゲームは、ある程度このカードでのワンショットを意識したい。~
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-''《アダマンタイトゴーレム》''~
基本的に取り回しの悪くなった4枚目以降の《グラウンドサークル》(=0コスト土の印)。本体は6コストと重く使いどころが限られるが、一応回復を見込めるカードでもある。~
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ミッドレンジ帯同士の勝負ではこのカードのバリューで戦うプランを狙えることがあり、また禁約のワンショットを狙う際も土の印が帰ってくるスタック消費カードとして扱える。~
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-''《真理の魔鏡》''/''《未知の求道者・クラーク》''~
土の印を出しつつ、《真理の術式》を生成するカード。手札を失わない土の印であり、受けるマッチでは除去、攻めるマッチでは3点バーンとなる取り回しの良さが魅力。1枚で2PP×2のアクションとなり事故防止カードでもある。対狂乱のフラウロスという明確な仮想敵が存在するため、どちらかは採用したいカード。~
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《真理の魔鏡》はフォロワーを展開できることがある代わりに、《真理の術式》の生成に条件があり、また盤面に空きがないとプレイできない。クラークはどのような状況でも術式を生成するが、代わりに後2でのプレイのしづらさという欠点を持つ。~
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アミュレット/フォロワーというカードタイプの違いも、《でたらめな接合》を採用する際は重要。~
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-''《欲望の観察者・ファウスト》''~
スタックを消費して4点AOE&4点バーンを行うカード。このカード1枚で相手の盤面を処理しつつ4点バーン+スタックを2消費と《スペリオルコントラクター》によるリーサルに前進する。~
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-''《猫の奇術師》''~
土の印を時間差で増やす1コスト2/2フォロワー。《グラウンドサークル》や《アダマンタイトゴーレム》が絡めば先1から2/2を出せるため、ライフを落とし込むのに大きく貢献する。~
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スタック消費を進めるカードでもあり、このカードでスタック消費7を達成→《スペリオルコントラクター》が走ることも。~
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ただ引くターンが後ろになればなるほど価値が下がり、また消滅とバウンスに弱い。~
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***秘術関連以外のカード [#d46b07e6]
-''《アクセルヒーロー・マイザー》''~
土の印の消費を打点に変換できるカード。スタックによる土の印の消滅、《オリハルコンゴーレム》のアクセラレートなどで、場からアミュレットが離れる条件を達成しやすく、容易に4~5枚の《ラピッドファイア》を手札に加えることができる。複数枚引いた際は《ラピッドファイア》だけでかなりの量ライフを削ることが可能。~
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ただ当て先を必要とする点で扱いが難しく、手札の循環から《エクステンドマジック》、土の印の供給から《ストーンバレット》を優先して打ちたい場面も多い。~
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-''《虹の輝き》''/''《マナリアの偉大なる研究》''~
4枚目以降の《スペリオルコントラクター》として扱うことのできるスペル。4コスト4面(虹なら3面)の10点(進化12点)打点は《ネクロインパルス》を上回る打点性能であり、このデッキの大きな強み。~
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《虹の輝き》は相手の妨害にも使える点と自分の盤面を空けられる点が強みであり、《マナリアの偉大なる研究》はあらかじめ複製しておくことでリーサルの幅が広がる点や《禁約の黒魔術師》、《アクセルヒーロー・マイザー》なども増やせる点に優れる。~
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【秘術ウィッチ】は《スペリオルコントラクター》のパワーに依存したデッキであるため、これらの複製カードは一定枚数積むべきと感じている。~
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-''《でたらめな接合》''~
あらゆる盤面を返すことの出来るスペル。3フラ煉獄への対処率を高めると共に、3骸に対しての対抗手段となる。デッキを掘るカードとしての役割も大きく、《スペリオルコントラクター》へのアクセス率を高める。~
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採用する場合はデッキ構築とプレイをこのカードに寄せる必要がある。~
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**現時点での構築への雑感 [#b67c2da0]
&ref(DOCアンリミ(3) 秘術ウィッチ/hhw1.jpg,40%);~
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-今シーズンは公式大会の開催がもうないので(WGP2021のサイドイベントにてアンリミ大会が開かれる可能性はある)、基本的にランクマッチに向けた=雑多なデッキと当たることを想定する必要がある。AFの多いフィールドだとかなり違った構築になるだろうという印象。~
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-《猫の奇術師》の評価が高い。1~2ターン目に出てくる2/2はライフを削るフォロワーにも置き除去にもなり、また土の印の供給に余裕をもたらす。~
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-《猫の奇術師》が高評価のため、1ターン目の2/2出しに貢献する《アダマンタイトゴーレム》を採用したい。~
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-《オリハルコンゴーレム》と《滅拳の魔女・マギサ》はプレイすると一気に土の印を消費するため、採用するとしたら計3~4枚程度。基本的に1コストのオリハルコンの方が有効な場面が多いが、マギサにもマギサのメリットがあり難しい。そのため現時点では両採用する形が良いのではと感じている。~
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-《アクセルヒーロー・マイザー》は強力なカードでデッキとの相性も良く、特にAF対面では有無が大きく勝敗に関わる印象。ただランクマッチにおいてはエルフ、ドラゴン、アミュ系ビショなど当て先が少ない相手とも当たって腐ることがある。~
-《アクセルヒーロー・マイザー》は強力なカードでデッキとの相性も良く、特にAF、ラスワなどとの対面では有無が大きく勝敗に関わる印象。ただランクマッチにおいてはエルフ、ドラゴン、アミュ系ビショなど当て先が少ない相手とも当たって腐ることがある。~
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-《でたらめな接合》は《スペリオルコントラクター》へのアクセスとして強力。ただ5ドロー条件を満たすために捨てるカードが《エクステンドマジック》や《ストーンバレット》、《真理の術式》などの除去しつつスタック消費を進めるスペルになることが多く、それならばそちらの除去スペルを使用したいため、結果として浮くことが多いと感じる。(このカードについてはまだ分からないことが多く、誤解があれば教えていただきたい。)~
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**マリガン [#f4fe82b8]
(あくまで上の構築におけるマリガン)
***単キープ [#d401f461]
-''《魔女の大釜》''/''《禁書庫の番人》''~
ドロー付き土の印のため単キープ。~
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-''《星見の望遠鏡》''~
土の印とくっつけば0コスト1ドロー1スタック消費、そうでなくても1コスト土の印として出すことで後続につながるカードのため単キープ。~
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-''《猫の奇術師》''~
1/2/2のアグロフォロワーとして1~2ターン目から出していきたいカードのためキープ。出来れば《魔女の大釜》/《禁書庫の番人》/《グラウンドサークル》とセットで持ちたいが、《猫の奇術師》は後引きすればするほど価値が落ちるため、交換&ドローで土の印を引くことに期待してキープ~
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***セットキープ [#r06a7044]
-''《禁約の魔術師》''~
ドローしつつスタック消費を進めるため、《魔女の大釜》、《禁書庫の番人》、《グラウンドサークル》とセットでキープ。~
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-''《グラウンドサークル》''~
《禁約の魔術師》、《猫の奇術師》、《星見の望遠鏡》と0コス土の印と合わせ1ターン目から使えるカードとセットキープ。~
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***対ヴァンプ [#f764cc63]
-''《エクステンドマジック》''/''《ストーンバレット》''/''《真理の魔鏡》''~
確実に3フラ煉獄に対処するためキープ。~
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**終わりに [#rf867ea4]
まだまだ発展途上で、構築し甲斐のあるデッキであることは間違いない。今後の洗練に期待がかかる。~
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また今のローテーション環境における秘術軸のウィッチはお世辞にも強いデッキとは言えないため、今後強力なサポートカードが登場すると思われる。~
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過去の秘術デッキで活躍してきた強カードのリメイクや、新たなネームドキャラクターの登場を楽しみに待ちたい。~
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