前シーズンの記事はこちら→RGWアンリミ(9) 秘術ウィッチ
デッキリスト
《スペリオルコントラクター》 コスト1/フォロワー/ウィッチ 1/1→3/3 疾走 ファンファーレ このバトル中に消費した自分のスタックが7以上なら、聖なる王の獅子1体を出す。 ラストワード 大地の魔片1つを出す。
《聖なる王の獅子》 コスト6/フォロワー/ビショップ 4/4→6/6 疾走
《アストラルシャーマン・ライリー》 コスト2/フォロワー/ウィッチ 2/2→4/4 ファンファーレ このバトル中に消費した自分のスタックが1以上なら、自分のリーダーを3回復し、カードを1枚引く。 7以上なら、さらに、+3/+3して、守護を持つ。相手のフォロワー1体を破壊する。
土の印カードと土の秘術カードを組み合わせてスタックの消費を繰り返し、早期にスタック消費7を達成して上記の強力なフォロワーのプレイを狙うのが【秘術ウィッチ】の基本ムーブ。
看板フォロワーである1コスト5点疾走の《スペリオルコントラクター》は、このデッキの根幹を成すカード。1コスト故に取り回しが良く、余ったコストで出して盤面を大きく強化したり、バウンスカードの《虹の輝き》と組み合わせて大ダメージを狙うことができる。
《アストラルシャーマン・ライリー》も主力の一枚で、2コスト5/5守護の高スタッツに、相手フォロワーの破壊、3点回復、1ドローとゲームを長引かせる効果を持つ。
《アダマンタイトゴーレム》 コスト6/フォロワー/ウィッチ 5/6→7/8 自分のターン中、これが自分のデッキから手札に加わるとき、自分の場の土の印・アミュレットが2つ以下なら公開して、土の魔片1つを出す。 --------- ファンファーレ 「ガーディアンゴーレム1体を出す」「魔術の一撃1枚を手札に加え、そのコストを0にする」「相手のリーダーに2ダメージ。自分のリーダーを2回復」の中から、ランダムに1つの能力が働く。土の秘術X;さらにこれをX回行う。Xは「自分の場のスタックの数」である。
《禁約の黒魔術師》 コスト8/フォロワー/ウィッチ 結晶1;土の印 このアミュレットが場にある限り、自分のリーダーへの5以上のダメージは4になる。 自分のターン終了時、カードを1枚引く。 自分のターン開始時、自分のリーダーを1回復。土の秘術を1回行う。 --------- ファンファーレ +X/+Xする。Xは「このバトル中に消費した自分のスタックの数」である。相手のリーダーか相手のフォロワー1体に「このフォロワーの攻撃力の値」と同じダメージ。
《禁約の黒魔術師》はゲームの終着点となる強力なフィニッシャー。スタック消費18で一気に20点バーンとなり、1枚でゲームに勝つことが出来る。
《アダマンタイトゴーレム》も中盤の繋ぎとして優秀で、スタック消費を一気に進めつつライフ回復、盤面除去、守護展開と守備的な動きを行う。
《アストロジカルソーサラー》 コスト2/フォロワー/ウィッチ 2/2→4/4 ファンファーレ 大地の魔片1つを出す。星見の望遠鏡1枚を手札に加える。このバトル中に消費した自分のスタックが7以上なら、相手のターン終了時まで、自分のリーダーは「相手のフォロワーが自分のリーダーに攻撃するとき、それを-2/-0する」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。
CDBアディショナルで登場した新戦力、《アストロロジカルソーサラー》。
出たときの《大地の魔片》の展開と実質0コストの《星見の望遠鏡》の生成で2コストで2枚分の土の印生成となり、更に望遠鏡の効果で1ドロー&1スタック消費を果たす。
このカードの登場により初動をこなすカードの枚数が増え、デッキの安定感が向上している。
スタック消費7達成時の打点軽減効果も守備的で優秀。【ホズミエルフ】などの疾走を軸としたOTKデッキの打点を軽減してOTKを防ぐ、《月下の跳躍》や《ネクロインパルス》などの疾走打点の軽減、盤面の小粒フォロワーを放置するといった芸当が可能で、中盤以降の延命能力を高めている。
総じて優秀な効果を持ち、デッキパワーを大きく引き上げたカードといえる。
《魔力の充填》 コスト3/スペル/ウィッチ カードを1枚引く。 自分の場のスタックが2以下なら、大地の魔片1つを出す。自分の場のスタックを+2する。 3以上なら、土の秘術3;相手のフォロワーすべてに6ダメージ。
スタック3以上の時に、相手フォロワーすべてに6ダメージを与える《魔力の充填》も採用が広がっている。
【骸ネクロ】の巨大なフォロワー群の処理に大きく貢献するのはもちろん、【ホズミエルフ】がダメージカットを割り切って展開してきた盤面や【狂乱ヴァンプ】の3フラ煉獄の処理も可能。
《アストロジカルソーサラー》と合わせ、デッキの受け能力を向上させている。
新カード《フレイア》の登場により大きく強化された【ホズミエルフ】。【秘術ウィッチ】は、デッキのメインギミックに組み込む形で疾走打点を軽減する《アストロジカルソーサラー》と結晶置きでダメージカットとなる《禁約の黒魔術師》という2種6枚のメタカードを採用することができる。
デッキパワーを損なうことなく対ホズミ向けのカードをデッキに採用できることは、【秘術ウィッチ】の大きな強みとなる。
前環境から引き続き、《虹の輝き》のバウンス、《エクステンドマジック》の除去、《アストラルシャーマン・ライリー》の除去&回復&大型守護により【ハンドレスヴァンプ】対面では有利にゲームを進めることができる。(ハンドレス側の強みであった《ドアマンバット》ナーフの影響も大きい)
対【骸ネクロ】においても上記のカード群が輝く他、《魔力の充填》のAOEにより骸盤面を返すこともできる。
新カードの《アストロジカルソーサラー》もこれらの対面の疾走打点を封じ込めるカードとして強力な1枚。《ブラッドウルフ》、《月下の跳躍》、《ネクロインパルス》、《霊体の侵入》などによる詰めを防ぐことが可能。
【ホズミエルフ】【ハンドレスヴァンプ】【骸ネクロ】と最頻で環境で見かけるデッキには微有利がつく【秘術ウィッチ】だが、同じく環境の強デッキである【超越ウィッチ】や【ベレロビショップ】には不利がつく。
【超越ウィッチ】対面は相手の妨害を乗り越えて相手の平均キルターンの6ターン目までにライフを削りきることが難しい。
【ベレロビショップ】対面は回復により《スペリオルコントラクター》のアグロプランが通用しない他、《安息の領域》により《禁約の黒魔術師》のワンショットも封じられる。
今後環境推移によってこれらのデッキが増えた場合、《滅拳の魔女・マギサ》など攻撃的なカードを採用したい。